固形燃料(チップやペレット、菌床など)の貯蔵庫を「燃料サイロ」と呼んでいます。燃料は燃料サイロから自動搬送されバイオマスボイラへ投入されます。一般的にサイロは地下式と地上式があり、地下式は削掘コストが発生しますが運用が簡単です。一方の地上式は製作コストは安いですが、高い位置からサイロに燃料を投入するため手間が発生します。

カスケードとは、多段階状に落ちる滝のことです。木材のカスケード利用とは、伐採した木を段階的に使っていくという意味です。通直な部分(A材)は建築資材として利用します。やや曲がったり小径の部分(B材)は合板用として利用します。残った部分(C材)をチップとして燃料に利用します。伐採した木をいきなり燃やして燃料にするなんてもったいない。バイオマスエネルギーの熱利用は高効率で小規模から始めることができるため、カスケード利用に最適です。

当社バイオマスボイラ(SANSANBIO)は、大気開放型温水機のため缶体ゲージ圧力が0MPa以下となり、法的に除外対象となります。そのため、取扱者の資格は不要です。SKB-L型(蒸気利用)については、資格が必要な場合がございます。詳細についてはお気軽にお問い合わせください。

2050年カーボンニュートラルを目指して、国はたくさんの支援をしています。環境省や農林水産省、経済産業省から多くの補助金が出ており、当社ボイラの導入先でも補助金を活用されております。詳細についてはお気軽にお問い合わせください。

針葉樹のほうが発熱量が高いリグニンを多く含むため、 僅かに高いです。
しかし、密度の高い広葉樹がゆっくり燃え、燃料の投入回数が少なくなります。
そのため、手投入する薪ストーブなどは広葉樹が好まれます。

建設廃材も燃料として使用できます。
但し、プラスチック、金属等の異物除去は必要です。
また、チップサイズも一定形状にすることが望ましいです。

遠隔監視は可能です。PCやスマートフォンでの遠隔監視が出来ます。

独自の燃焼技術により、煙は発生しにくい仕様となっております。但し、燃料が木材であり、品質が一定でない為、含水率や燃焼温度低下で煙が発生する場合があります。

生チップは水分量が高く、そのままでは使用できません。乾燥させることで以下の効果があります。
① 熱量の増加。
含水率50%→25%(WB)の乾燥より、元のチップに対して得られる低位発熱量の増加は約15%。発電向けのチップとして利用できます。
② 使用量減少に伴う燃料代の抑制。
水分量が低いとボイラー効率が向上し、燃料消費量が減ります。
③ 保管性の向上・臭気の抑制
発酵に起因する有機物分解によるエネルギー減少を低減し、カビの発生抑制により作業事業者の健康への影響を防止します。
④ 排気の環境性を向上
不完全燃焼によって発生する一酸化炭素、粒子状物質、NOxの発生抑制。

当社のバイオマス乾燥機は木チップ燃焼させ、発生した高温ガスを熱交換(温風発生)し、生チップを乾燥します。乾燥させることで付加価値が高いチップを生み出します。


キノコを栽培し、収穫が終わった人工菌床を「廃菌床」と呼びます。
人工菌床はオガクズを主成分とし、米ぬかなどを含んでいます。
その為、生物由来の有機性資源(木質バイオマス燃料)として利用でき、
発熱量は2550kcal/㎏(WB40%)となります。
破砕しなくても利用できます。
収穫後の形状のまま燃料サイロに投入していただければいいです。
但し、乾燥機を使用する場合は破砕したほうが乾燥が早くなります。

利用できます。

弊社 SKB-L型にて利用可能です。
但し、丸太の長さは、2m以内になります。


可能です。

主にバイオマスボイラを稼働させ石油ボイラはあくまでもバックアップ用として運転します。(併用運転で計画いたします)


生チップは燃料として使用できます。
補助燃料は必要ありません。
但し、着火時に燃焼温度が上がるまで数分間着火バーナーを使用します。石油使用量としては1リットル以下です。
炉内の温度が上がり木チップが燃焼しだせば煙も出ません。

湧出温度が低い場合、ボイラを使用して温泉水を加温しますが、
三基のバイオマスボイラは熱交換器を利用して間接的に温泉水を加温しています。そのため安定した供給システムとなっています。

その他の加温方法は、温泉水を直接加温する方法、温水を加水して加温する方法があります。

[/collapse]