燃焼で発生した高温ガスを熱交換し、温風として利用します。

温風の利用例として、生チップの乾燥があります。生チップは水分が高く、そのままでは使用できません。木質チップの乾燥は、効率化・高度化を目指す上で重要です。

◎木質チップを乾燥すると以下の効果があります。

  • 熱量の増加  含水率50%→25%(WB)の乾燥より、元のチップに対して得られる低位発熱量の増加は約15%。
  • 使用量減少に伴うランニングコスト(燃料代)の抑制 水分量が高いとボイラ効率が低下し、燃料消費量が増加します。
  • ボイラへの負荷が低減 ボイラ運転が安定します。
  • 保管性の向上・臭気の抑制 カビの発生を抑制し、作業しやすい環境を作ります。
  • 排気の環境性を向上 不完全燃焼による発生する一酸化炭素、粒子状物質、Noxの発生量を抑制します。

当社バイオマス乾燥機の特徴は?

  • 手動投入なら投入口(約50cm×60cm×奥行100cm)に入る形状でOK。丸太・薪・剪定枝でも利用可能です。
  • 製材工場の残材、住宅解体材、伐根、バーグ、剪定枝等の燃料利用に適しています。
  • 設定温度によるON/OFF運転も可能です。