菌床(しいたけ栽培生産工場)

しいたけ菌床は含水率が高くバイオマス燃料としての利用に不向きで、これまでの処理方法は土壌還元がメインでした。しかし、当社バイオマスボイラは炉内構造や制御システムを組み合わせることで高含水菌床の安定燃焼を達成しました。燃料の菌床は、しいたけ収穫後に自然乾燥し燃料にします。

導入先例:農事組合法人 サンエスファーム様(長崎県南島原市)

導入前の問題点

  • 悪臭や汚水が発生。
  • 処分方法が土壌還元。受け入れ先に難。
  • 廃棄処分費 大。
  • 暖房用石油の使用量を100%削減。
  • 二酸化炭素の抑制。
  • 廃棄処分費を削減。

♦しいたけ生産場の各設備で使用しています♦

  • 栽培用暖房  ボイラで発生した温水を培養棟や栽培棟へパイプラインで循環し暖房利用します。
  • 乾燥しいたけ用温風 ボイラで発生した温水を空気と熱交換して温風を発生させ乾燥機へ送り椎茸を乾燥。
  • 蒸気ボイラの補給水利用 菌床を高温殺菌する蒸気ボイラの補給水として温水利用。
  • 給湯 生産場全体の給湯に利用。


仕様

出力435 ~ 581kW 容量(缶体水量) 1300リットル
燃焼室0.75m3 サイクロン集塵室 φ940×1800
燃料供給設備スクリューコンベア 燃焼室給気ブロワ 0.75 kW × 2台
排気ブロワ3.7 kW 点火用バーナー 0.25kW